私の身体の隅々が生まれ変わった気がしました。
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ある日突然、腕が上がらない！
私が小宮さんと出会ったのは、5年以上前のことです。ライターとして活動していたものの、下請けで働いていたこともあり
行き詰まりを感じ、これからの方向性を考えていた頃。
生まれて初めて入った起業塾の授業で「仕事とは、起業とは」ということを語ってくださったのが、小宮さんでした。
小宮さんは「心を尽くすこと」「お金だけが全てじゃない」という内容を語っておられ、その講義はとても素晴らしく、
泣いている女の子もいたほどです。
それからはお互いに音楽やディスコが好きということで、Facebookの投稿でやりとりをしたり、イベントでロミロミの体験を受けました。
小宮さんと出会って2年後でしょうか。
経営者として自覚が生まれはじめたある日、背中に激痛が走り、急に腕が上がらなくなりました。
職業柄つかう場所ですし、もともと肩こりや頭痛があるので定期的にケアしてきましたが、こんなことは初めて。
なじみの先生に診てもらった上、ネットで探した接骨院、鍼灸院、高額ヒーラー…あらゆるところに行きましたが、その場は良くなってもすぐ痛くなるのです。
Facebookでそんな投稿をしていた時に、小宮さんはメッセージをくださいました。
「もしかしたら、何かお役に立てるかも」と。
小宮さんが長年されてきたのはハワイで学ばれたロミロミでしたが、私が困っている数ヶ月前、「KYT」と言うメソッドを
習ったということ。
小宮さんは、ロミロミで改善できない時に、解剖学の知識が必要だと悶々とされていたそうですが、ようやくその頃
「この先生だ！」という方に出会い、即オーストラリアまで学びに行かれていたのです。
もちろん、藁にもすがる思いで小宮さんのサロンに行きました。
受けた方はピンとくるでしょうが…KYTは「絶叫整体」ともいいます（苦笑）
でも私は全く知りませんでした。
ベッドにうつ伏せになり背中を押された瞬間絶叫！！
もはや、腕がどうこうという問題ではなく、太もも、ふくらはぎ、腰…。とにかくすべてが刺されたように痛い。
こんな痛みは陣痛以来、いやそれ以上で、その日痛くなかったところはありませんでした。
私が「もういいです」と言っても、小宮さんは一切、手を緩めず、まさに地獄のようでした（小宮さんすみません！）。
KYTは、固くなっている筋肉をほぐすというシンプルな施術（だと私は思っています）ですが、それだけに固いところを
キャッチした時には、激痛が走ります。
それだけ、身体の中で全く使っていなかったり、逆に過剰に使っているところがあるのでしょう。
そんなこんなで絶叫すること約2時間。
でも！ 終わったら、腕が上がるんです。本当に笑っちゃうほどに。
私の身体の隅々が生まれ変わった気がしました。
身体の声に耳を傾ける大切さ
施術後、小宮さんは言われました。自分のケアができていない、大切にできていないと。
その時の私は「はい」と言いつつ、心の中は反抗心でいっぱい。
前述のように、自覚があったからお金も時間もかけてケアしてきたし、毎晩ストレッチもやっていたから、自分の全てを
否定されたような気がしたんです。
後からわかったのですが、小宮さんは、ご縁のあった方に良くなってもらいたいからこそ、厳しいことを言われるのです。
そんなことはつゆ知らず、反抗心はメラメラ。
でもなぜか、この人は信じられる！ 任せてみたい！ と、それから通うようになりました。
腕が上がるようになると、今度は違う箇所に課題が見つかり、現在も定期的に通っています。
ある日私は気づきました。「あら？ 私ったらしゃべってる時間が長すぎる！ 施術より長い！」と（苦笑）。
小宮さんは毎回施術の前に「どうですか？」と真剣に訊ねてくださいます。
最初は「ここが痛い～あそこが痛い」と身体について話していたのですが、そのうち「実は…」と胸の内を話すようになりました。
そして、小宮さんも必要に応じて、ご自身のことを話してくださいました。
ある日「話してばかりでごめんなさい」と言うと「いえいえ、ここから施術は始まっているんです」と…。
小宮さんの施術の肝はここなのだと思います。
よく「身体と心は繋がっている」と言われますよね。昔から「病は気から」とも言います。
私たち日本人、特に女性は自分のことを後回しにする傾向がありますが、本来、人間は自分ファーストが当たり前の姿。
それに逆らうと、身体が「いやだ！」って反抗してくるんですよね。
身体を整えるには、施術も大事だけれど、同じくらい心のあり方が身体を作るのだと、私は小宮さんと会うたびに、
痛感するようになりました。
最初の施術後、「身体のケアをしていない」と言われたのはこういうところだったのでしょう。
思えば、背中に激痛が走った頃、私は無理をして仕事を広げようとしていました。
「書くのが好きだから、それを仕事にする」だけだったのに「経営者とはこうあるべき」と、自分の行きたい道を歩いてなかった。
だから「本当に進みたい道はどこ？」と身体が教えてくれたのです。
身体の声を聞かなかった＝身体のケアをしてない、ということだったのだと思います。
筋金入りの「筋肉ヲタ」小宮さん
このように、小宮さんの施術の肝は心の声に耳を傾けることなのですが、技術も言うまでもないハイレベルなものです。
とにかく筋金入りの筋肉ヲタ（笑）。「これだ！」と感じれば海外にまで学びに行かれますし、KYTを行う中で、もっと解剖学を極めたいと、ハワイ大学のセミナーに行くことまで考えていたとか。
奇しくもこのコロナ禍で、アメリカのラボの解剖学の講義がzoomで受講できることになったと知り、即応募。
現在オンラインで身体の隅々まで勉強を続けているそうです。
もはやこれは「筋肉の推し活」を言えるのではないでしょうか。
このように、技術も心も一流の小宮さんが施術するので改善されるのは当たり前なのですが、小宮さんに任せられるのは数時間です。
大半の時間は「ノー小宮」で過ごさなくてはいけません。
ですから、良い状態をキープしたり改善するには、生活態度（主に姿勢や、何気ない身体のクセ）を改めることが必要です。
例えば内臓疾患で手術をして治っても、暴飲暴食すれば再発するのと同じです。
もちろん前述のように、気持ちを整え、自分の人生を自分ファーストで生きることも同じくらい大切です。
さて、「外くるぶしの下」「脇腹の下の骨の裏」「尾てい骨の奥」この３つはなんのツボだと思いますか？
わかるわけありませんよね（笑）…実はこれらは私が悶絶した「絶叫スリー」です。
でも！ これが小宮さんの施術の不思議なところ。
絶叫スリーのどれもが、私が一番課題を持つ、股関節に繋がっていたのです。
ここが凝り固まっていたことが、股関節の動きを拒んでいたのです。
「身体と心は繋がっている」と先程書きましたが、「身体のどこかとどこか」が繋がっていることも、私は小宮さんから教わりました。
小宮さんと出会った時のことを思い出しながら書いていたら、本当に長くなってしまいました。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
私は不調を通じて、小宮さんを通じて、自分の身体や心と向き合うこと、自分の環境や過去も含め、全てを受け入れることの大切さを教わりました。
「たかが施術、されど施術」です。
もう20年も通い続けている方がいるのも、治らないからではなく、ある人は話したくて、ある人は整えたくてなのだと思います。
3年が経つ私にもまだまだ課題はあり、都度、小宮さんから伝えられるストレッチやほぐしを宿題として持ち帰り、施術をして様子を見る…という日々を今後も送っていくと思います。
小宮さんのお陰で、もうゴールが見えてきているのですが、もしどこも痛くなくなっても、話しに来ちゃうかも（笑）。
小宮さん、いつもありがとうございます。そして、これからもよろしくお願いします。